トカイトウミ研究所

Tokai & Umi Lab  ブログ再開したくなったのでまた始めました。

60cm水槽復活プロジェクト #4|コケ発生!?トロロ状藻類との戦い、開幕

こんにちは、TORです。

 

 

少し前の話になりますが、飼っていたアゲハチョウの幼虫がついに羽化し、立派なチョウになってくれました。

ケース内ではやや手狭だったので、外に放してやると、思いのほかスムーズに風に乗って飛び立っていきました。

──そう、何事もタイミングと環境ですね。

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さて本題。今回はアクアリウムの記録。

先日、魚を新たに導入し、給餌を再開してからしばらくが経過。
すると…案の定というべきか、コケが発生しました。


🧪今回の観察対象:もこもこ藻、いわゆる「トロロ状コケ」

現在の水槽内では、もこもことした繊維状の藻類が発生中。一般的には「トロロ状コケ」と言われることが多いタイプです。アオミドロ系というものですね。

 

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生体追加 → 給餌開始 → 栄養濃度アップ → コケ発生、というわかりやすい因果関係が今回の背景。

この程度のコケであれば、ヤマトヌマエビミナミヌマエビといった「生体兵器」で一掃できるレベルではありますが、今回は科学的アプローチで対応したいと思います。

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🔬コケの主因を分解してみる

コケの発生要因は、基本的に2軸で語られます:

  • 富栄養状態(主に窒素・リンなど)

  • 過剰な光量(または光の当てすぎ)

水槽において、コケとは「環境のバランスが今どうなっているか」ということを視覚的に教えてくれるサインでもあります。

ただし、栄養がなければ水草も育たないし、光がなければ光合成ができない
だからこそ、“ちょうどいいバランス”が常に問われるのがアクアリウムの面白さでもあります。


🌿今回の水槽状況と対策方針

この水槽は、草原水槽を再建中であり、まだ水草量が少ない状態です。よって、最も堅実な方法である「水草に栄養を吸わせる」という方法が機能していません。

また、光量も比較的強めに設定中。ですが、ここをいじると検証が複雑になるため、今回は光量はあえて据え置き

現時点で取るべき対応は以下の通りです:

  • 餌の量を少し抑える

  • 水換え頻度を上げて余分な栄養を除去

シンプルですが、「実験」としては効果の分離がしやすく、再現性も高い戦略です。

また、上記は対応はベアタンクや大型魚飼育など、水草を育成していないアクアリムにおける基本的な維持管理方法になります。

 

と、まあ科学的といったものの結局水替えよという感じですが、なぜ水替えで対応可能なのかという深堀りはまた結果が出たら記録したいと思います。

水替え中・・・

💡コケが出た=水草が育たない、ではない

ちなみに、前回までの観察でヘアグラスの成長停滞と色抜けが課題でしたが、今回のコケの出方から判断すると、水草への栄養供給不足はだいぶ解消されてきている印象です。

今後、ヘアグラスの色が濃くなっていけば、仮説の正しさも裏付けられそうです。


🧠「プロの現場」と「自宅アクア」の違いも実感

余談ですが、仕事でアクアリウムを管理していた頃は、月1の水換えや照明12時間以上など、制約が厳しい現場が多くありました。

今は自宅。自分のペースで思考→検証→実践をノーリスクで繰り返せる環境。

理想の草原に近づけるため、あえて時間をかけて、“失敗を含むデータ”も蓄積していこうと思います。

 

ではまた!

ゆるっと家庭菜園日記 #14|トマトの花が咲いた!受粉・剪定・追肥のレポート

こんにちは、TORです。

 

 

梅雨も終盤、じわじわと夏らしさが増してきましたね。

我が家の家庭菜園では、トマトがようやく「花」を咲かせてくれました!

トマトの花って、咲くまでに意外と時間がかかるものなんですね… ここまで育ってくれただけでも、なんだか感慨深いです。

 


🗓 6月19日|ようやく花芽っぽいものが!

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この頃、葉の間に「何かつぼみのようなもの」が見え始め、「いよいよ!」という感じでした。

初めての育成なので、日々の変化にもドキドキ…。

まだ開花はしていませんでしたが、期待が膨らむ時期でした。

 


🗓 6月24日|ついに黄色い花が!

はっきりと「黄色い花」が確認できたのがこの日。

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同じ房の中でも、咲いているもの、つぼみのままのものと、個体差があるのも面白かったです。

開花のタイミングに幅があるので、受粉作業も日をまたいで続ける必要があると知りました。


🗓 6月25日|一気に咲いた!

たった1日で「ポコポコ」と複数の花が咲きはじめ、一気に賑やかに。

トマトの花は小さく可憐で、黄色の色味が鮮やか。

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🗓 7月3日|あれ?花びらがなくなった?

しばらく見ていなかったうちに、咲いていた花の花びらが取れていました。

よく見ると、花の根元にぷっくりとした“何か”が。

「これはもしかして、トマトになるやつ…!?」

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🐝 受粉作業もやってみた

自然界では虫たちが受粉を担ってくれますが、家庭菜園では手作業でやっておくと安心らしい。

ということで、見よう見まねでなんとか。

これでいいのか、よくわかりませんが、

揺らすだけでいいらしい。

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🗓 7月4日|背丈が支柱を超えた!



さらに驚いたのがその成長スピード。

いつの間にか支柱を超えて、頭がぐんぐん伸びていました。

この時点で不要なわき芽や下葉を剪定して、花や実に栄養が行き渡るように調整。

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追肥も軽く施して、体力強化を図ります。


🌿 コンパニオンプランツ:大葉は元気/ネギは…

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トマトの根元では、大葉がコンパニオンプランツとしてしっかり存在感を発揮中。

一方で、同じく一緒に植えていたネギは途中で枯れてしまいました。

どうやらネギは土ではなく、水耕栽培の方が向いていたようです。

次回はまた、コップで育て直す予定です。

 


✍️ おわりに|これから実るかな?

というわけで、今回はトマトの「花が咲いた!」記録でした。

“実”のようなものが見え始めてはいますが、まだまだ油断は禁物。

これから暑さも本格化していくので、水やりや追肥、日当たりの調整などを気を配りつつ、無事に収穫までたどり着けるように見守っていきたいと思います。

トマトは育てていて成長が分かりやすく、楽しさもひとしおですね。

 

ではまた!

ふわっと花日記 #7|パンジー(ビオラ)がついに終幕。種取り成功&秋に向けた育て直しプラン!

こんにちは、TORです。

 

ここ最近、気温と湿度がぐんと上がってきて、「もう完全に夏だな」と実感する日が増えてきました。

我が家の家庭菜園・ガーデニングスペースでも、頑張ってくれていた植物たちが、一区切りを迎えるタイミングが来ています。

先日はレタスがシーズン終了となりましたが、今回はパンジー(ビオラ)について記録を残しておこうと思います。

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🗓 6月19日の様子

このころには、花の数はだいぶ落ち着いてきていましたが、種の莢(さや)できはじめていました。

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パンジーは高温多湿に弱いということだったので、花が減ってからは花がら摘みはあえて行わず、種の収穫にシフト

花が咲かないと種もできないので、花が完全に止まってしまう前に種を確保できてよかったです。


🗓 6月24日の様子

この時期は、花が少し復活してきた?と錯覚するくらい、背丈が伸びていました。
ただ、全体的に株がヒョロっと上に伸びて徒長している印象

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下の方の葉はすでに枯れ始めていて、剪定なども特にしていなかったため、自然のままに近い状態です。

それでもまだちらほらと花が咲いていました


🗓 7月3日の様子

さすがにここまで来ると、再生は難しいな…と直感的に感じるレベルで、株全体が枯れ込んできました。

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葉色も茶色くなり、花はほぼ姿を消しました。

これにて、我が家の今季パンジーは終了。


🌱 種はしっかり確保!また秋以降に挑戦予定

レタスと同じく、パンジーもこのタイミングでシーズンオフとなりましたが、しっかりと種が収穫できたことが何よりの成果です。

次は涼しくなった秋ごろに再挑戦する予定です。
発芽適温を考えると、関東エリアでは9月中旬〜10月上旬くらいが良さそうですね。

今年の経験を活かして、今度は鉢数を少し増やして“ガーデニング感”をアップさせてみたいと考えています。

花壇まではいかなくとも、寄せ植えや色の組み合わせなんかも意識できると楽しみが広がりそう。


🌸 パンジーは初心者にこそオススメの花!

今回初めてパンジーを育ててみて改めて思ったのは、手がかからないのに、とにかく長く楽しめるということ。

大きな病害虫の心配も少なく、ちょっとした水やりと日当たりの管理だけで、半年以上咲き続けてくれました。

お子さんと一緒に育てる花としてもおすすめできますし、“初めてのガーデニング”にはぴったりの花だと思います。


✍️ おわりに

というわけで、今回は我が家のパンジーがシーズン終了を迎えた記録と、育ててみた感想をまとめました。

レタスやトマトといった食べられる植物とはまた違う、“観賞用としての満足感”が得られるのがパンジーの魅力。

秋になったら、またあの可憐な花が咲いてくれるのを想像しながら、次の種まきのタイミングを待ちたいと思います。

それまでに、種の保管方法も調べておかないと…ですね(笑)

あと、我が家のはビオラなので、ちゃんとパンジーを育ててみたいかも

色もたくさんあるし。

 

ではまた!